第162回「引き戸の製作」
室内を杖や車いすで移動する際に開き扉では動きづらいため、引き戸への交換を提案することがあります。
介護保険を利用して改修工事を行うことも認められており、助成を受けることができる工事です。
建材メーカーの既製品の引戸も各社とも工夫されており、良い製品が多くありますが、既存の扉を換える際に、寸法やデザインが現状に合わない場合があります。
その際には、建具職人に製作してもらうことが多くありますので、今回はそのような事例をご紹介します。
【事例1】
この引き戸は1枚の戸の幅を狭くし、2枚引戸にすることで、開けた際に狭いところに戸が収納できるので、開口幅を大きくすることができます。
廊下の採光を考えて窓をつけています。
扉を開けたとき
扉を閉めたとき
【事例2】
寝室の隣がトイレですが、一旦廊下に出ないと行き来ができないので、移動しやすいように壁を開口し、新たに戸をつけた事例です。
既存の扉と同じ材料を使い、違和感のない引戸を作りました。
扉を開けたとき
扉を閉めたとき
高住研では、お客様のご要望にお応えし、生活しやすい空間作りばかりではなく、できる限りリフォームした場所と以前のまま残る場所が違和感のない改修を心がけております。
さまざまなご提案を致しますので、是非ご相談ください。