第111回「トイレの扉を2枚引き込み戸へ改修」
今回は田中が担当します。
トイレの扉の改修のご依頼です。
歩行器を使用するので、開き戸では移動が困難なため、引戸への交換がご依頼の内容です。
一般的には、引戸にするためには、扉と同じ幅の引き込みスペースが必要ですが、そのスペースを確保できない場合も多々あります。
今回も引き込みスペースとなる壁の幅が狭く、扉を引き込むことができない状況でした。
そこで、2枚引込み戸にすることで、半分の引き込みスペースで引戸を取付けられるようにしました。
さらに、トイレ内の壁の撤去や敷居などの床段差を解消したため、歩行器を使ってトイレまで移動することが可能になりました。
施工後
施工前
1日に数回は利用するトイレなので、介助者の手を借りず、排泄できることは日々の生活の中でとても重要ではないでしょうか。
高住研では既成品や固定概念にとらわれず、より良い方法をご提案し、自立生活のお手伝いをさせていただきます。