第124回「トイレ入口の新設」
今回の現場レポートは、布川が担当します。
今回の依頼は、寝室とトイレの間の移動を安全に、かつ容易に行えるようにしたいという内容でした。
Aさん(男性87才)は、下肢筋力の低下が著しく、頻繁に転倒していました。
夜間には数回トイレに行くのですが、その際の転倒をご家族はとても心配していました。
実は、寝室とトイレは隣り合っているので直線距離は短いのですが、一旦廊下に出るため移動距離が長くなり、また寝室とトイレの扉を開閉する必要があるため、その際にバランスを崩して転倒する危険性もありました。
そのため、寝室とトイレの間の壁に扉を取り付け、直接出入りできるようにしました。
扉は、折れ戸を採用しました。2枚の扉の幅が異なるの商品で、トイレ内に入り込む扉の長さが短いのでトイレ内のスペースを有効に利用することができます。
施工後
施工前
介護保険では、今回のように移動が容易に行えるように壁を開口する工事も対象となります。
高住研では、皆様のご要望にお応えし、様々な制度のご利用についても対応致しますので、お気軽にご相談ください。