第152回「出入口の開口幅を広げる」
車いすで室内を移動する際に、出入口が狭いためリフォームのご相談をいただくことが多くあります。
その場合、開口幅を広げ、扉を交換することで問題を解決しますが、工事にかかる費用や日数が大きなものとなってしまいます。
今回は、簡単な改修によって解決した事例をご紹介します。
介護しているご家族からのご相談でした。
車いすに乗せて移動するときに出入口が狭く、扉のドアノブが身体に当たってしまうため、出入口が少しだけ広くなれば有難いというご相談でした。
そこでご提案したのが、ドアノブ交換です。
扉の表面から7cm前後出ているドアノブが一般的です。
これを「プッシュプル錠」というドアノブへ変更することをご提案しました。
ご提案したプッシュプル錠は扉からの出幅が2センチなので、開口幅を5センチ広くすることができました。
施工後
施工前
工事後ご家族からは、トイレの移動介助がとても楽になったとのお声をいただきました。
リフォームというと費用や工期が大掛かりになる事もありますが、高住研では様々な提案を致しますので、お気軽にご相談ください。