第160回「トイレ新設」
今回は2階にトイレを新設した事例をご紹介します。
お客様からのご相談は、2階で就寝しているけれどもトイレが1階にあるため、夜中にトイレに行く際に階段から転落しそうで怖い。
階段には手すりがついているものの、一晩に数回も昇り降りすることは身体への負担も大きく、十分に睡眠をとることもできない。ということでした。
2階は和室1部屋だけでスペースに余裕がないのですが、なんとしても2階にトイレを作りたいというお客様の強い希望を叶えるため、和室にある押入を整理していただき、押入をトイレに改造することをご提案しました。
押入は、トイレとほぼ同じ広さで就寝場所のすぐ脇にあるので、トイレに改造するには最適な場所でした。
もちろん水道は無いので、新たに水道管と排水管を立ち上げることになります。
便器の横には手すりを取り付けましたが、今後の体調の変化に備え、どこでも手すりが取り付けられるように壁を補強しています。
なお、既存のトイレの壁紙を張り替える場合も、プラスαの工事として壁を補強しておくとのちのち手すりが取り付けやすくなるのでお勧めします。
施工後
施工前
毎晩、足の痛みに耐えながら、急な階段を昇り降りしなくても、安心してすぐにトイレに行くことが出来るようになった、とたいへん喜んでいただけました。
高住研では、お客様の身体や家の状況、さらには今後を見据えた上でご提案するように心掛けておりますので是非ご相談ください。