第161回「移乗用リフト設置」
今回の現場レポートは、車いすを使用される方のトイレでの移乗についてです。
脊髄損傷のため、車いすを使用されています。
これまで、車いすから便器へは両肩でご自身の体重を支え、手すりなどにつかまりながら移乗されていましたが、長年の動作で肩関節に負担がかかり、肩の腱断裂を受傷されてしまいました。
そのため、肩に負担がかからない方法で移乗できるように補助具や機器の導入が必須となり、トイレ内に移乗用のリフトを設置することになりました。
今回設置したリフトは、トイレの四隅に支柱を立て、その間をレールに設置された吊具が縦横に移動するタイプです。
特注のため製作には1ヶ月要しますが、設置工事は半日程度です。
設置後
リフト設置後の便器への移乗は、介助は必要なものの容易になり、身体への負担を減らすことができました。
様ざまなタイプのリフトがありますので、移乗や段差移動に負担を感じていらっしゃる方は、お気軽にご相談ください。