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現場レポート

第169回「3ミリの段差解消」

関連キーワード 介護保険床段差
2019年9月1日

今回は、マンションにお住まいのパーキンソン病の女性の方の事例です。

会社を経営され、外出することも多く、初めてお会いした際は、大きなご病気などお持ちでない様にお見うけしたのですが、1日数回服用している薬の効果がなくなる頃には、室内歩行もままならない状態になるそうです。
そのため、歩行が困難な際にはキャスター付きの椅子を使って移動されていました。

移動に使用するキャスター付椅子


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数年前に大手リフォーム会社で改修され、全て引戸になり、大きな段差も無く、手すりも取り付けていらっしゃるので、どの様な工事のご依頼だろうか、と思いながらお話しを伺ったところ、引戸の下枠に椅子のキャスターが引っかかり動かなくなるので、なんとかしてもらえないだろうか、というご相談でした。
設置されている引戸は、戸の下に戸車が取り付けてあるタイプの引戸で、建材メーカーの既成品です。
一般的に居室の入口の床には、居室内外の床材の違いや施工の都合などにより、見切り材や下枠を入れることがあるのですが、3ミリの床段差は許容範囲内とされています。
今回問題となっている場所も、3ミリの段差だったのですが、小さなキャスターがついた椅子を利用して移動されているこのお客様にとっては大きな障壁になっていました。

 

工事は、既存の下枠を取り除き、周りのフローリング材と同じ高さになるように新たに木材を入れました。
また、3ミリと言えども開口高さが変わるため引戸本体も変えています。
なお、床にレールがあるとレールの厚み分の段差が生じるため上吊り引戸にして、床には全く段差が無いようにしました。

施工後

施工前

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工事前から、たのしみにされていたのですが、実際に椅子に座って、段差を感じることなく移動できた際は、とても喜んで頂けました。
以前のリフォームの際には、これで今後は安全に安心して暮らせると考えていたことが、時間の経過と共に身体状況が変化して、対応できないことに驚いていらっしゃいました。
皆さんも身の周りの住環境で気になるところがあれば、快適に生活できるように改善してはいかがでしょうか。

 

介護保険では、今回の事例のような段差を解消する工事に対して支給限度額(20万円)の9割から7割が支給されます。
介護保険を利用した改修工事についてのご案内を弊社ホームページに記載していますので、こちらをご覧ください。http://www.kojuken.com/system/

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