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Q.1 住宅改修はいつするの?


A.1 まだまだ元気な50代、60代でリフォームする。
 
高齢社会を迎えて、バリアフリー住宅への関心が高まっていますが、まだまだ元気な50代、60代では「リフォームはもうちょっと先でいい」と考えてしまいがちです。でも、年を取ると、どんなに便利なものでも不慣れな新しいものを操作することには不安を感じるものです。

ですから、元気な若いうちに例えば

 「レンジは炎が出なくて、安全な電磁式を採用する」
 「ワンタッチでお風呂が沸かせる給湯システムを導入する」
 「和式トイレを洋式に変える」
 「石油ストーブからエアコンやパネルヒーターにする」

など住宅設備機器の交換などを早めにやっておくことをお勧めします。

操作が必要なものはどんなに簡単なものでも早いうちに変えて、馴染んでおくことが大切なのです。

A.2 退院後の受け入れ準備を整えるときにリフォームする。
 
病院での入院期間はこれから短くなり、長期入院が出来なくなります。
入院して2週間ぐらいでその人の予後予測=どれくらい機能回復するのかを判断して、退院後の生活環境の整備が遅れないように指導することも医療関係者の大切な仕事になって来ています。機能を再獲得しても、高齢者であったり、進行性の疾患であれば、その機能は加齢と共に落ちていきますから、その予測を含めてリフォームを考えなければなりません。

 トイレのリフォームを業者に頼んだけれど、いっしょにお風呂も新しくしたいと言うことになって工事を追加注文したら工事費がずいぶん高くなってしまったというケースがあります。水道や排水パイプの配管が必要な工事は費用が最もかかるものですが、その配管工事を二度やることになってしまったからです。

 リフォームの費用を出来るだけ安く抑えるためには、はじめからどこにどの程度のリフォームが必要になるのかを専門のコーディネーターにしっかり相談して、できるだけ追加発注が出ないように取り掛かることが大切です。


 

Q.2 バリアフリー・リフォームの目的は?


A.住宅リフォームには次のような目的があります。
 
(1)日常生活での自立のために生活を組み立てること
(2)安全性や効率の向上
(3)外へ出ることへの保証
(4)介護者の負担の軽減


動けずに寝ていたら、どんどん機能が落ちてしまいます。
筋力は1日寝ていると3%落ちると言われています。1週間寝ていると20%ぐらい筋力が落ちてしまいます。3日間寝込んだらもう立てなくなった、起きられなくなったケースがあります。このような偏用症候群に陥らないためにも日常生活での自立、生活を組み立てることが大切です。

ベッドから起きてトイレまで歩いていく、食堂に行く、お風呂にいくなどの生活の組み立てがリハビリになり、また回復したり脳を維持することになります。

人間と言うものは、やはり人と人とのつながりの中ではじめていきいきとしてくるものです。そのためにも活動性をどう確保するか、どう外へ出る機会を作るかが大切です.リハビリ教室、デイサービス、デイケア、その他の地域のいろいろなつながりに出かけることを保証することが住宅リフォームの目的といえます。そうすることにより、介護者の負担軽減にもつながるわけです。

(5)福祉サービスの利用を促す

リフォーム相談を通じて、他の保険福祉サービスへとつながっていく、あるいは他の関係者が関わるきっかけができていくことがあります。自宅でお風呂に入りやすいようになったら入浴介助サービスを利用し始めた、外出できるようになったらデイサービスを利用するようになったなど、リフォームが他の福祉サービスを利用するきっかけになります。


 

Q.3 バリアフリー・リフォームはどこに頼めばいいの?

 
PT(理学療法士)OT(作業療法士)やケアマネージャーといった医療福祉の専門家と実績のあるリフォーム業者から構成されるリフォームチームに相談してください。

住宅リフォームでもその理由が「身体機能の低下あるいは障害を負って従来の住環境では支障があるという状況から生じているリフォーム」ですから、一般的な住宅リフォームとは違います。

その本人の身体状況、家族の状況、介助者の状況などで千差万別の住環境を整える必要があるわけですから、建築の知識だけではなく、福祉機器の知識、地域の福祉サービスの情報などをもつ専門チームの幅広い判断が必要です。

またリフォームに関しては女性のコーディネーターのアドバイスが役立ちます。現在住んでいる住居を改築しなければならない場合、単に間取りの取り方を知識として知っているだけではなく、普段の生活の中で何が気になるのかを知っている必要があります。つまりリフォームプランを生活実感にもとづいて、きちんとチェックしてくれるのが女性のコーディネーターの細やかな目です。

高齢者との同居などを前提にリフォームするときには、特にアドバイスが必要です。

 

●業者を選ぶ確かな目を持ちましょう
バリアフリーの新築設計、バリアフリーのリフォームは、建築士、建築業者であれば誰でもできるというものではありません。

高齢者の身体状況、・住まいなど個別に対応していく必要がありますのでマニュアルどおりにもいきません。

時には、一般の新築住宅の設計施工やリフォームの実績がかえって足を引張ることもあります。

高齢者や障害者向けのリフォームは、一般住宅とは取り組み姿勢が異なりますので実績と経験が必要です。

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