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担当者の現場レポート


第3回「トイレ改修の施工事例」
(担当:石田香津子)

はじめまして(株)高齢者住環境研究所の石田香津子です。
第3回「担当者の現場レポート」をさせていただきます。


里山邸(仮名)の住宅改修への要望


<1> 里山様の身体状況が急変し、工事を急ぐ必要があった。
<2> ご希望された「受領委任払い方式」は役所のOKが出ないと工事着工ができないので役所への手続きも急ぐ必要があった。
<3>
820o×820oの狭いスペースに使い勝手を損なわずに洋式便器を設置することが求められた。
<4>
予算の関係上、介護保険の限度額(20万円)内で工事をする必要があった。


住宅改修の内容
改修の内容 和式便器→洋式便器への取替え
木製タテ手すり1本取付
工事代金 200,000円(消費税込み)
( 介護保険対象住宅改修の限度額内で収めるためかなり頑張りました。)


住宅改修の経緯


里山様は一人暮らしの89才の女性。89才のお歳で半年前までミシンを踏んでお仕事をされていました。

ミシンを踏んでいて急に足が動かなくなり「要支援」の介護認定を受けていましたが、私が現地調査にお伺いした時は座骨神経痛がかなり重症になっていて「要支援」以上の状態と感じました。

タンスや壁に捉まりながら室内をゆっくり移動することはできましたが畳生活での立ったり座ったりは時間がかかり大変苦労をされていました。

最もお困りだったのがトイレ(和式便器)の使用でしたので今回、住宅改修をすることになりました。



工事後の写真 和式便器→洋式便器への取替え

改修前

改修前

改修後

改修後

【感想】
現地調査の8日後に工事完了。費用も使い勝手も見栄えもすべて満足していただけて1週間張り詰めていた緊張が思い切りほぐれました。

820o×820oの狭いスペースでしたが、新製品コンパクトリモデル便器(コーナータイプ)を使ったことで狭さを感じないようにできました。
手すりは便器に着座した時の正面にトイレの出入用も兼ねてタテに1本取り付けました。
日程的には、
見積もりと並行して役所に電話を入れたことで役所のスタッフが受け入れ準備をスタートして下さったこと。
申請に必要な理由書依頼を夜FAXしたのに対して、翌朝早速ケアマネージャーさんがFAXで送って下さったこと。
役所に書類を持参した時点でほぼ話しが通っていて翌日最終決済が済むとのことで明後日以降の工事OKと言っていただいたこと。
そして何よりも里山様が便器の色や床材の柄等すべて任せて下さったことで打ち合わせ時間が短縮できたことと在庫が心配だった新製品のコーナー便器もうまく調達できたこと。 
等々があって「急いで」のオーダーに応えられたと思います。
費用的には床が平らな板張りからCFシート張りへの工事だったので、汽車式トイレと違い床の工事のみであったこと、タンクは手洗いなしで良かったこと、手すりは柱に直接取り付けることができて補強板が要らなかったことなどで費用を抑えられたと思います。

諸々が1つも欠けずに事が運び、その結果里山様の素敵な笑顔をいただいて私も安堵し、とても嬉しく思いました。



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