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担当者の現場レポート


第10回「手すり付木製スロープの設置」
(担当:溝口千鶴)

こんにちは。第10回目は溝口千鶴が担当します。
今回は、玄関アプローチ部分に木製スロープを設置したケースです。



【身体状況等】
岡本様(仮名)は、85歳・要介護認定3の女性の方です。
基本的には、屋内屋外共、介助用車いすで生活していますが、体調のいい時にはつかまり歩きで移動する事も可能な状態です。
介護は、同居しているお嫁さんと近所に住んでいる娘さんとで協力して行っています。

【住宅改修の経緯】
岡本様は、病院やデイサービスへ通うために、週に1〜2回の外出を余儀なくされています。
玄関から門扉までは距離がある上、風情豊かに敷き込んである敷石が、車いすでの移動の妨げになっておりました。
安全かつ快適に車いすで玄関から道路まで移動できるようにしたいという強いご希望で、今回の住宅改修に踏み切ることになりました。

【ポイント】
  <1> 風情のある庭の趣を損ないたくない。
 
コンクリートを打つ工法ではなく、全て木で造作することにしました。
  <2> 体調のいい時には、歩いても移動できるようにしておきたい。
 
介助者が横に並んで歩けるよう、スロープの幅は1,300m/mとゆったりとり、スロープの両側には木製の手すりを取付けました。
  <3> 安全に車いすでの移動ができるようにしたい。
 
庭の面積を最大限に利用して、スロープの勾配は1/12を確保しました。

工事前


工事前写真1

 

工事前写真2
 
【改修費用】  
手すり付木製スロープ
L=4,800m/m・W=1,300m/m・勾配1/12

490,000円

上記金額の内、介護保険給付分
180,000円
自己負担分
310,000円

工事後


工事後写真1

 

工事後写真2
 
【感想】
工期は3日でしたが、日に日にできあがっていく様子をみて、私が工事の様子を見に行く度に、「溝口さーん、こんなに素敵に出来上がってるのよ。」と、遠くから姿をみつけては、お嫁さん・娘さんが大きな声で話かけてくれた姿が印象的で、とても嬉しかったのを覚えています。

当初の岡本様のご希望通り、従前の庭の趣を損なうことなく、安全かつ快適に外出ができるようになりました。

お年寄りの安全性・介助者の負担軽減を確保するだけではなく、住まい手の住居に対する思い入れをいかに尊重し、実現することの重要性を思いしらされたケースとなりました。




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