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担当者の現場レポート


第12回「不可能を可能に・・・」
(担当:田中)

今回は田中が担当します。

ケアマネージャー、お年を召した方、その御家族、様々な方に相談を受け、住宅改修を進めますが、意外に多いのは無理だと思ってあきらめている方です。高・住・研では、福祉住環境コーディネーターや建築士が、多くの改修を手がけたノウハウを生かし、皆様のお役に立ちたいと考えています。そこで今回は不可能を可能にした例をご紹介します。



【ケース1 浴槽の深さ】
都営住宅などの限られた浴室内、既製品の浴槽ではどうしてもまたげない場合、踏台やすのこ等を用いるケースが多いのですが、危険を伴う事もあります。ステンレス製の浴槽は、高さを特注にてカットすることができます。元値が比較的安いので、特注してもプラス1万円程度。既存のバランス釜を生かし、浴槽交換で15万円ほどでできました。

ケース1

【ケース2 玄関アプローチ】
玄関の門は内開きが多いですね。車椅子でアプローチする為スロープにしてしまうと、門が開かなくなってしいます。でも門を引戸に交換すると大改修になってしまいます。そこで、門の丁番を上に付替え、扉をスロープにぶつからないところまで上げました。門柱に強度があれば大抵できると思います。

工事前


ケース2工事前写真

 

工事後


ケース2工事後写真

 


【ケース3 壁のない所の手すり】
手すりが欲しい所に壁がなかったり、物を置くスペースであったり・・・でも、手すりもそこに欲しい。手すりや手すりを取付けるブラケットの形状を工夫すれば、取付ける方法はあるはずです。あきらめて壁のある所に手すりをつけて、結局使わなかったなんていうケースが意外にあるようです。

写真3-1


ケース3 写真3-1

玄関のキャリー置き場確保の為はねあげとした

写真3-2


ケース3 写真3-2

写真左は洗面台、でも便器正面に手すりが必要な為はねあげとした

写真3-3


ケース3 写真3-3

階段の途中に下駄箱があるがブラケットを工夫し下駄箱前にも手すりを取付

写真3-4


ケース3 写真3-4

浴室が引戸の為、P型の手すりとした


【感想】
不可能を可能にと一口に言っても、コストを抑える方法、お金がかかっても見栄えを保つ方法、他のご家族がいる場合その方にとっても邪魔にならない方法・・・改修の方法は一つではありません。いくつかの案をご提案し、その中からご利用になる方の最良の改修につながれば幸いです。



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