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担当者の現場レポート


第14回「バリアフリー設計の新築マンション改修事例」
(担当:稲垣)

今回は、稲垣が担当します。
車いすの息子さん(23歳)の為にバリアフリー設計の新築マンションを改修した事例の報告です。

【身体状況】
事故の為、車いすでの生活を余儀なくされリハビリをしています。
年齢も若く力があるので、日常生活動作は1人で行えるとのことでした。

【住宅改修の経緯】
元々バリアフリー設計のマンションではありましたが、車いすでの生活は想定されていなく、廊下巾は800o程度、各室の入口は全て開き戸のために車いすでの移動は不便でした。
そこで、日常の生活はできるだけ1人で行えるようにさせたいとのご両親のご希望もあり、リフォームすることになりました。

【ポイント】
<1>引戸に改修し移動を楽に

全ての扉が開き戸のため、日常頻繁に使用する寝室、トイレ、洗面所の扉を車いすでの通行可能な巾に広げ、引き戸にしました。

寝室扉 改修後

寝室扉 改修後

トイレ扉 改修前

トイレ扉 改修前

トイレ扉 改修後

トイレ扉 改修後
<2>車いすでも使えるように洗面台を改修
改修前の洗面台はシンク下が収納のため、足が入らず車椅子では利用できませんでした。
そこで、扉と台輪を撤去。シンク下に足が入れられるようにして車いすでアプローチできるように改修しました。

洗面台 改修前

洗面台 改修前

洗面台 改修後

洗面台 改修後
<3>動作に合わせて手すり取付け
移動や移乗の際に必要となる場所にご本人の動作を見た上で手すりを取付けました。今回は、壁を一部壊すなど大掛かりな工事でしたので、手すり取付けのための補強の板は、壁の中に入れることができました。

トイレ扉 改修後

トイレ扉 改修後

【改修前および改修後の図面】
改修前 図面
改修後 図面


【感想】
改修により、お一人でトイレや洗面所を利用できるようになり、ご家族の介助は軽減されたとのことです。
また、新築で入居され1年足らずのため内装仕上げがきれいなので、改修部分がその他の箇所と違和感がでないか心配されていましたが、
この点でも「入居時からこうなっていたようだ」とおっしゃられており、息子さん、ご家族ともに快適に生活されています。



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