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担当者の現場レポート


第30回「床材の変更いろいろ」
(担当:本田)


【はじめに】

今回は本田が担当します。

家の中で転倒の恐れがある場所の床を滑りにくい床材に変えたり、車いすの移動をスムーズに行うために床の段差を解消すると、ご本人はもとより、介助者の負担軽減にもつながります。
今回はこのような床材を変更した事例をご紹介します。

 

【ケース1】 畳からフローリングへの変更

要介護度4で日常は、ほぼベッドの上で過ごされているAさんは、現在畳の上にベッドを置いて生活しています。 室内では娘さんの介助により車いすで移動しているのですが、車いすの車輪が畳に沈んでしまい、またAさんの身体が大きいこともあって、娘さんの負担が大変でした。隣接しているダイニングとの間に12mmの段差があることも、車いすでの行き来を困難にしていました。

そこで、畳の床をフローリングに貼替えると共に、和室の床高を12mm下げ、部屋の間にある敷居も撤去しました。

これにより、車いすでの行き来が大変楽になったとご本人も娘さんも喜んでいただきました。

施工中

施工後

施工中

施工後
敷居撤去部分 施工前

敷居撤去部分 施工後

敷居撤去部分 施工前
敷居撤去部分 施工後

* * * 工期・費用 * * *
【工期】 1日
【費用】 150,000円( 諸経費・消費税別 )

 

【ケース2】 階段の滑り止めマット設置

Bさんは、屋内での日常生活はほぼ自立されています。日当たりの良い2階で日中過ごされることが多いのですが、階段の勾配が急でつかまる所も無かったため、昇降の度に不安を感じていらっしゃいました。

階段は転倒事故の危険性が多い場所の一つであり、階段での転倒は大怪我につながります。身体を安定させて昇降できるように、手すりを取付けたのですが、階段の床が滑りやすかったことから、滑り止め効果のあるカーペットを合わせて設置しました。

カーペットの色は、床の色と同じ茶色の商品もありますが、段差をはっきり認識出来るように、また階段の空間の色調を統一するように、壁の色に合わせた灰色にしました。

なお、使用されているうちにカーペットが剥がれてきてしまうと、かえって転倒事故のもとになるので、両面テープと小さな釘で固定しています。

施工前

施工後

施工前

施工後

* * * 費用 * * *
【費用】 18,000円( 諸経費・消費税別 )

 

【ケース3】 玄関上り框の滑り止めマット設置

Cさんは、屋内では手すりを使った伝い歩きで移動し、屋外では車いすを使用されています。玄関の上り框で、イスに腰掛けて靴を履き、車いすに移乗するのですが、ピカピカに磨かれた上り框では、靴下を履いたままでは滑ってしまい、上手くイスから立ち上がることが出来ませんでした。ご家族の介助はあるものの、ご本人はちょっとしたことで滑ってしまうかもしれないという不安を感じていらっしゃいました。

そこで、滑り止めマットを設置することになったのですが、来客が多く玄関の雰囲気を壊さないように茶色のマットとしました。 また、汚れることも考慮し洗濯可能で、肌触りの良いものをお勧めしました。

ちょっとしたことですが、玄関が安全になるということは、外に出ようという意欲にもつながります。
尚、滑り止めマットは両面テープで固定することで、介護保険の対象になります。

施工前

施工後

施工前

施工後

* * * 費用 * * *
【費用】 5,400円( 諸経費・消費税別 )

 

 

【終わりに】

畳の床からフローリングの床に変更する際、畳よりは滑りやすくなってしまいます。滑り止めの設置も、あまりに滑りが悪いのもかえってつまづきの原因になります。肌触りや暖かさも素材によって異なるため、あらゆる角度から熟慮した上での改修が必要となります。

高・住・研は沢山の改修を手がけた様々なノウハウから、よりよいご提案をさせて頂きますので、是非ご相談下さい。




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