担当者の現場レポート
今回は田中が担当します。
加齢により、身体機能が落ちてくると、床からの立ち座りは困難な動作となります。今では少ないと思われる和式便器も、古いお家にはまだまだあります。
和式便器には大きく分け2種類あります。 フラットな床に便器が埋め込まれている「べた便」(写真参照)タイプと、一段上がったところに便器がある「汽車便」(写真参照)タイプの2つです。
べた便
汽車便
そして、和式便器を洋式便器にする方法は大きく分けて次の3つがあります。
1.和式便器の上に便器を乗せる方法(介護保険福祉用具対象) この方法は、工事をともなわず、購入した便器を和式便器の上に置くだけです。 価格も15,000円前後と安いです。汽車便、ベタ便に対応するものがあります。 しかし、乗せるだけなので、水はねや汚物などで汚れ、もとの和式便器と両方を掃除する必要があります。 また、トイレが畳半畳分のスペースしかないと、壁ぎりぎりになってしまい、立ち座り時の動作スペースが狭くなります。 なお、排泄する向きが変わるのでペーパーホルダは付替えが必要です。
汽車便に乗せる便器
べた便に乗せる便器
2.和式便器を撤去し、洋式便器に変える方法(介護保険住宅改修、設備給付対象) これは、一般的な工事で便器の値段を抑えれば20万程度で工事可能です。 畳半畳のスペース用に斜めに便器を設置するタイプもあります。 ベタ便であれば、床のみの工事でも可能ですが、汽車便の場合は、段も撤去する関係で、最低でも壁の下部も工事が必要です。 いずれにしても床を壊しますので、現状の床に入り口との段差がある場合は、段差をなくすことができます。 ウォシュレットにする場合は電源を確保する必要があります。
汽車便を洋式化
べた便を洋式化 1
べた便を洋式化 2
3.和式便器の上に洋式便器を固定する方法(介護保険住宅改修、設備給付対象) これは、汽車便のみに対応可能です。 和式便器や段はそのままで、上に専用の便器を固定します。 給水も分岐して、専用便器にも水が流れるようにするので、1の方法より衛生的です。ただし、段が25p以上あると、便座が高くなってしまうので、足を乗せる台が必要です。また、今までは和式便器を洗浄していた水を分岐して、専用便器と、和式便器の洗浄と両方に水を流すので、多少洗浄能力が落ちる場合がありますので注意が必要です。 ウォシュレットも対応できます。 工事費を入れても9万円前後からできるので、条件さえあえば、2に比べ安価で1より機能的な洋式便器にすることができます。
和式便器を洋式便器にする際、予算、家族構成、使用頻度、もちろん使用者の身体能力を考慮してより良い方法を選ぶ必要があると思います。 是非御相談下さい。
スワレット
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