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担当者の現場レポート


第36回「増築をしないでひと部屋を増やした事例」
(担当:松本)


今回の現場レポートは、松本が担当します。

一戸建てに2世帯でお住まいのAさんの事例です。
Aさん夫婦は1階に寝室があり、同居しているAさんの次女家族は2階に寝室があります。台所や、浴室など水廻りと玄関は1階で共有スペースとなっています。

 

【改修の経緯】

Aさんのご主人は体調を崩しているため、ベッドで寝起きしています。Aさんはその隣の和室に布団をしいて就寝しています。ただその和室はご主人のトイレへの導線になっているため、夜中に何度も目を覚ましてしまい、深く眠れないことや、昼間疲れたときにちょっと横になることも出来ないため、独立した個室を要望されていました。

 

【庭の部分に増築を・・・】

ひと部屋増やすのですから、庭の部分にぎりぎりまで増築したいとのご家族のお考えでした。ところが、広縁を含めてひと部屋増やす方法をとったとしても、増築には基礎工事、屋根工事、外壁工事など大変な費用がかかります。また、行政への確認申請など法的な手続きが必要となります。大掛かりな割には、部屋の面積はあまり広く取れそうもない点、工期も1ヶ月〜1.5ヶ月近くかかってしまう点などいろいろと考慮すべき点がありました。

改修前

改修前

和室から広縁、庭をみたところ

【改修案】

増築の方法がまったく不可能ではない点を踏まえつつ、何とか増築しないで出来る方法がないか考えてみると・・・

現在の6畳の和室を4.5畳にするという逆転の発想で、間仕切りとなっていた障子位置をずらすことによって、広縁と合わせて約4畳強の個室が取れそうです。仕切りには壁を立てるのではなく、引き込みできる3枚の引き戸を使えば、圧迫感なく使い方によっては広い空間にも、3枚の戸を閉めれば個室にも使えるようにできます。

もちろん〔改修案〕のデメリットとしては、6畳あった和室が4.5畳になってしまう、床の間のスペースが半分になってしまうなどの点がありました。

一方、〔改修案〕は増築する場合に比べ、費用が3分の1以下で済み、工期も1週間強あればできそうです。そのような各案のメリット、デメリットを比較検討していただいた結果、〔改修案〕の方がよいということになり工事をすることになりました。

 

【改修後】

これまでの和室の雰囲気を損なわずに独立した個室が出来たこと、なるべく既存の柱や天井を壊さず、襖や畳は出来る限りそのまま利用することで、費用も抑えることができました。

お話をいただいてから工事完了までに、打合せがスムースに進んだこともあり、約1ヶ月という短い期間で完成させることができました。身体的に限界になっていたAさんにとって、昼夜共に気兼ねなく安らげるスペースが予想以上に早く完成したことが、もっとも喜んでいただけた点のひとつでした。

改修後

改修後

改修後

改修後

新しく作った寝室、収納側

新しく作った寝室、隣室側

 
私ども高住研は、今回の事例のように、お客様のご要望におこたえするべく、さまざまな角度からご提案させていただいております。手すり1本からご依頼承っておりますので、どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。




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